長さ、重さ、太さ、熱さ、速さなど、さまざまな基準がありますが、この基準を正しく全国で統一するために働いている組織がJCSSです。日本工業規格別名JISのマークを、定規などを文房具店などで購入したときに目にしますが、これは日本の国家規格のことであり、JCSSは日本の校正事業者登録認定の制度となるので、働きが違います。JCSSの魅力は、の計量するための道具が正しく機能することを、国際規格をもって校正されていることが証明され、世界で信頼されるようになるという点です。木材一本でも、その基準がずれていれば、支障をきたすことになります。少なくとも計りにウソはない、信頼できる計りを使って正しく使用しているという信頼を保障してくれる機関こそJCSSとなります。長さは生活と密接に関わっています。この単位がずれていることで、不便を強いられるのは、最後は消費者なのです。
JCSS認定の校正サービスは長さを正しく見るお医者さん
人も物も物質ですので、使い続ければどこかに異変が出てくることがあります。JCSSを利用して校正を続けていくことで、その計器類が正しく機能していることを確認しつづけることができます。重りのような計りや、光を利用した計測器であれば、機能しにくくなるということにイメージが付きやすい方は多いと思います。無料LANが利用しにくくなった、体重計が商品によって微妙に違うなど身近だからです。ただ長さを測る計りに劣化はあっても、計りとしての機能の低下はあるのかと疑問に思われるかも知れませんが、もちろんあります。木やプラスチックは気温や乾燥など空気の変化で伸び縮みするからです。その検査をするための機関がJCSSに認定された校正機関です。言ってみれば計りのお医者さんです。公正だけでなく、修理、調整も行ってくれるので、何かあった時にとても助かります。
長さに関して得意とするJCSS認定の校正サービス会社を探す
JCSSの校正を受ける会社を選ぶときに、多くの情報がありますが、調べてほしい計器類に関して得意分野であることが大切です。会社によっては当然、どの計器が校正できるのかを明記しています。長さを計る計器類も多種多様ですので、そこに合わせた会社を選ぶ必要があります。その上で対応力の速さや、提出する資料や手続きなどのアフターフォローがしっかりしている、安全性も確保している、などが重要になります。低料金だけで動いてしまうと、やはり不満に思う点が残ってしまうことがあるので、そのような会社は今後要注意としてほしいです。またそのような対応を続けている校正の会社はいずれ評判が聞こえてくることになるので、横のつながりも大切にしてほしいです。もちろん見積もりや納期も提示してもらえるので、数社を比較することも大切です。