日本のオリジナルタオル産業と需要の広がり

普段何気なく使用しているオリジナルタオルですが、国内のオリジナルタオルの約80%は中国やベトナムからの輸入品です。円高や人件費の少なさから価格が安く、国内のオリジナルタオル産業は1980年代をピークに縮小しています。そんな中で、繊維技術の高さを用いた高品質・高価格路線に変貌を遂げました。

国内のオリジナルタオルの産地とは

国内には、オリジナルタオルの大規模な産地が3カ所あります。最も生産高が大きいのは愛媛県今治市です。200以上の工場が集まり、吸水性が高く、柔らかい高品質なオリジナルタオルを生産しています。その品質は海外でも評価され、ニューヨークのテキスタイルショーでグランプリを何度も獲得しました。現在では経済産業省のJAPANブランド育成支援事業に指定され、海外へのさらなる進出を目指しています。
もう一つの大きな産地は大阪府泉佐野市を中心とした泉州地域です。泉州オリジナルタオルも今治と同じようにブランド化がなされています。後晒しと言われる独自の加工技術が特徴です。通常、オリジナルタオルは織る前に洗浄や漂白を行いますが、後晒しでは織った後に漂白などを行います。この技術で一般のオリジナルタオルよりも高い吸水性を発揮しています。
この2つの産地以外には、三重県で「おぼろオリジナルタオル」などのブランドオリジナルタオルが盛んに製造されています。

ギフトやノベルティグッズなどに広がるオリジナルタオルの需要

オリジナルタオルは手を拭くだけでなく、お風呂用オリジナルタオルやスポーツオリジナルタオルなど多くの用途があります。そのため受け取る人の好き嫌いが無く、定番の粗品として重宝されてきました。国内の産地では、泉州が贈答用のオリジナルタオルに強みを持っています。
最近では、オリジナルタオルのデザイン性の自由さから、プロスポーツチームやアーティストなどが盛んにオリジナルタオルのグッズを企画しています。観客が皆でオリジナルタオルを回したりする光景がよく見られるようになりました。プロ野球ではかつての応援旗の地位を得たように見えます。また、サッカーの応援では観客がオリジナルタオルマフラーを巻いていることが一般的になっています。毎日の生活における実用面以外のところでも、オリジナルタオルを使用する場面は少しずつ増えています。

オリジナルタオルを用いた企業PR

オリジナルタオルは生地に自由に印刷をすることができ、アートタオルと呼ばれ、タペストリーのように壁に飾る用途のものまで存在し、インテリア製品としての市場があります。
営業活動に用いられるケースでは、オリジナルタオルに企業名を入れてお客さんに贈ることで、毎日の生活の中で会社の名前に触れることが多くなる効果があります。何度も見てもらうことで定着を図るという点では、カレンダーに共通する部分があり、ノベルティグッズとして欠かせません。普段お世話になっている取引先や、新規開拓にも広く用いられます。
国内の高品質なオリジナルタオルには、安い海外製にはない心地よさや耐久性があり、誰しもが何枚あっても重宝するものです。営業アイテムに取り入れることをおすすめします。

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